池之端画廊は日本画家望月春江から受け継いだ土地に建設した、画廊です。

しゅんこう

鈴木家・望月家の紹介

望月春江

・とても努力家であるが、何においても才能がある。秀才でありながらも、絵のセンスがあった。

・負けず嫌いであり、何事にも一生懸命にやる。ぼーっとした所を見た人がいない。

・子供が小さい頃は、父親というよりは、学校の先生のような印象が強かったという。

鈴木千久馬

・真の芸術家と多くの人に言われる。絵を描くこと以外に何もしない。 ・命がけでも(娘を犠牲にしてでも)絵を描く心得を持っていた。

・近寄りがたく、話しかけづらいオーラがある。

・一番好きな画家、好きな絵は自分という考えを持つ。

鈴木美江

・日本画への熱が誰よりもあり、日本画をいつまでも残したいと思っている。

・誰からも好かれ、頼りにされている。

・絵に対する指導は厳しいが、普段はとても優しい。

鈴木英之

・自分に興味があるものには、こだわりが強い。

・芸術に関して、知識が豊富で何にでも答えてくれる。

・おだやかであり、優しい性格を持つ。 ・作品は花や植物。

 理由は花と植物が好きだから。

​画歴紹介

画歴

1893(明治26年)11月13日山梨県西山梨郡に、望月宗正、もとの二男として生まれる。本名尚、兄弟は男3人女7人の10人。父宗正は山城尋常高等小学校長を最後とし、県下の諸小学校長として教育につくした。1908山城尋常高等小学校高等科を卒業し、山梨県立甲府中学校に入学する。1913山梨県立甲府中学校を卒業(特待生)し、医者を志して上京したが、そのころ中学のときに描いた人物画が美術史家中川忠順の目にとまり画家になることをしきりに勧められる。1914東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部)日本画科に入学。当時の日本画科の教授は川合玉堂、寺崎広業、結城素明、小堀鞆音、松岡映丘。 1919東京美術学校日本画科を首席で卒業。卒業制作は「春」、卒業後も研究科に残り結城素明に師事する。文部省文部大臣官房図書課の嘱託となる。1920東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)講師となる。のち教授となり、昭和2年退職する。1921第3回帝展に「春に生きんとす」が初入選。この作品の制作中に中川忠順より春江の雅号を受ける。1924第5回帝展に「果樹二題」を出品入選。1926第7回帝展に「暁霧」を出品入選。1927第8回帝展に「小春の末」を出品入選。実践女子専門学校講師となり、昭和7年まで勤める。1928第9回帝展に「趁春」を出品、特選となる。1929遠藤芳子と結婚する。東京府荏原郡大井町坂下に住む。第10回帝展に「明るきかぐのこの実」を出品、特選となる。1930帝国美術院の無鑑査に推薦される。長男幸夫誕生。第11回帝展に「朝露の畑」を出品。1931東京府大森新井宿に移転。第12回帝展「短かき秋日」出品。外務省買上げ。1932長女澄子(美江)誕生。東京府本郷区駒込千駄木町に移転。第13回帝展「春の光」出品。外務省買上げ。1933第14回帝展「香山盛夏」出品1934第15回帝展「晨明」出品 1936文展招待展「霜おく頃」出品  二女みどり誕生。1937第1回文展「白雨」出品。 この年東京府養生館「鈴の屋の本居宣長」完成。 1938同士と共に日本画院を結成し創立同人となる。第2回文展「美ヶ原」出品。1939第1回日本画院展に「花と古玩」、第3回文展「ダリヤ」出品 1940 紀元2600年奉祝美術展「雁来紅」招待出品。1941文展審査員。第4回文展「蓮」出品。1945戦況悪化し山梨県住吉村の生家に疎開、終戦後東京に戻る。1946まだ福島に疎開中の恩師結城素明の本郷西片町の画室に家族と共に生活する。春、第1回日展「百合」出品。秋には第2回日展「ざくろ」出品。1947日展公選審査員に当選。第3回日展「紅蜀葵」出品。1948東京都台東区谷中清水町(現在は池之端)に移り住み、空き地に種々の草花を植え画材にする。この庭の花を画材にした主な作品に「カンナ」第5回日展)、「鶏頭花」(第6回日展)、「花げし」(第3回日本美術協会展)、「リラ」(第13回日本画院展)、「庭の花(鉄線花)」(第8回日展)などがある。 第4回日展「白桃」出品。

望月春江

日本画家

東京藝術大学 首席卒業 日本画院設立

日本芸術院賞受賞

紺綬褒章受賞(天皇に納めた)

主な代表作品

春に生きんとす

花菖蒲

画歴

鈴木千久馬

1894 7月 23日、鈴木小弥太三男として福井市に生まれる。1901 福井市宝永尋常小学校入学。
1905父小弥太没。1906県立福井中学校入学。 1908 一家で上京、日本中学校に転入。 1910 日本中学校卒業。1914 東京美術学校入学。 1921 東京美術学校西洋画科卒業(藤島武二教室。同級に前田寛治)。第3回帝展「緑蔭にて」初入選。1922常盤松高等学校図画科教師となる(-27年12月迄)。第4回帝展「卓上静物」1923 日本美術展「卓上静物」入賞。1924 第5回帝展「静物」1925 1月、日本中学校教諭となり図画を教える。1947 帰京。第3回日展審査員となり、「晩夏」出品。 1948 第7回創元会展「裸婦横臥」「花」。第2回美術団体連合展に「花」(7回創元会展)を招待出品。1949 第8回創元会展「娘の顔」「三宝柑」。1950 日展運営委員会参事を依嘱される(-58年迄)。第6回日展「卓上静物」。第9回創元会展「岬」「静物」 1951 日本橋三越で旧作による自選展。第7回日展「鰈のある静物」。第10回創元会展「室内」「アネモネ」。 1952 第8回日展「つゆばれ」。第11回創元会展「凝視」「卓上の花」。1953 国立公園協会より国立公園絵画展への製作を委嘱され「奥秩父」を出品。第9回日展「窓際」。第12回創元会展「オリーブ」「静物」「小豆島小景」。1954 第10回日展「花菖蒲」。第13回創元会展「ナチウルモルトアメロディ」「果物」「薔薇」。1955 第11回日展「初秋」。第14回創元会展「花(ダリア)」「静物」「無題」。1956 第12回日展「てっせん」政府買上げ。第15回創元会展「椅(いいぎり)」「ミモザ」「弾奏」。1957 前年度日展出品作「てっせん」その他の諸作により、昭和31年度日本芸術院賞を受賞。8月、西川正子と結婚。第6回帝展「寝椅子の裸婦」特選。 1926 第7回帝展無鑑査出品「椅子による裸婦」特選。1927 第8回帝展「椅子による裸少女」「四人の女」特選。1928 絵画研究のため渡欧、主にパリに滞在し、仏、伊スペイン等を巡歴。 1929 帰国。1930 協会展第5回展に滞欧作38点を出品。第10回帝展「裸婦」。1930 帝展審査員(以後毎年)となる。第11回帝展「草上の裸婦」。1931 第12回帝展「家族」。1932 第13回帝展「母子」。日動画廊で旧作による個展。 1933 第14回帝展「庭先」。第13回日展「朝顔」。第16回創元会展「向日葵」「静物」。第4回日本国際美術展(秀作美術展)に「朝顔」(日展出品作)を招待出品。 1958 財団法人日展(新日展)の評議員となり、第1回展の審査員(以後隔年)をつとめ、「雪柳」を出品。第17回創元会展「小菊」「庭の雪」「花」1959 第2回日展「萩咲き初む」。第18回創元会展「蓮池の一隅」「つゆ萩」。1960 第3回日展「椅子による裸婦」。第19回創元会展「櫛けずる」「アトリエの一隅」。1961 第4回日展「竹」。第20回創元会展「紫陽花」「アネモネ」「庭の隅」。1962 高島屋ギャラリーで自選展。第5回日展「寂」。第21回創元会展「夜桜」。 1963 第6回日展「叢」。第22回創元会展「かすみ草」「庭の隅」「水蓮」「肖像」。1964 第7回日展「髪」。第23回創元会展「菫を持つ裸婦」「庭の一隅」。 1965 第8回日展「帽子の裸婦」。第24回創元会展「かすみ草」「てっせん」「鏡の前」1966福井県公民館で個展。第9回日展「拈花(ねんげ)」第25回創元会展「雪原に舞う」(政府買上げ)「薔薇と裸婦」「芒咲く1967第10回日展「支那服の娘」。第26回創元会展「なわとび」(政府買上げ)「庭に咲いた花」「知床」1968 第11回日展「支那服の娘」第27年創元会展「薔薇と支那服の娘」(政府買上げ)「グラバー邸グリーンルーム入口」「富士(山中湖)」1969 日本橋三越で「画業50年記念鈴木千久馬自選展」(9.2-7)を開催。改組日展の評議員となり第1回展に「浴後」を出品。 1934 第15回帝展「初秋の朝」1935 帝展第2部会展「小春日和」。1936 文展招待展「小豆島風景」。四元荘設立。 1937 第1回文展(新文展)審査員(以後しばしば)となり、「清流」出品。1938 鈴木絵画研究所設立。第2回文展「春」1939 第3回文展「滝」、政府買上げとなる。四元荘展「早雲山を望む」「姨捨風景」1940 母たま没。紀元二千六百年奉祝美術展に「白」招待出品。白日展「富士」。四元荘展「花と少女」「安茂里」。1941 中野和高ら同志11名と創元会を創立、第1回展に「杏村の春」「太平洋を望む」を出品。1942 第5回文展「子供達と母」。第2回創元会展「母性」「秋酣」 1943第6回文展「山峡の春」。第3回創元会展「黎明」。1944 戦時特別文展「海浜風景図」。第4回創元会展「梅咲く」。第28回創元会展「支那服の娘」「庭に咲いた花」。『鈴木千久馬作品集』(美術出版社)を刊行。1970 第2回日展「双鏡」。第29回創元会展「椅子による女」「木の間富士」「五重塔夜景」1971 第3回日展「阿修羅の流れ」。第30周年記念創元展「舞妓」「牡丹」「黎明松島」1972 日本芸術院会員に任命される。第4回日展「牡丹」。第31回創元会展「夕涼み」「牧場黎明」「浴」1973 日展顧問となる。第5回日展「薔薇を持つ少女」。第32回創元会展「夜の海」「支那服の娘」。アートサロン銀座ノバで個展を開催(11.1-20)1974 勲三等瑞宝章を受章。第6回日展「浴衣」。第33回創元会展「舞妓立姿」「鏡の前」「薔薇」1945 福井市に疎開する。1946 第1、2回の日展に出品せず。創元会小品展「梅咲く家」。1975 第7回日展「てっせん」。1976 第8回日展「花束を持つ裸少女」。第35回創元会展「藤咲き初む」「横臥裸婦」。1977 第9回日展「椅子に凭る女」。第36回創元会展「白牡丹」。1978 第10回日展「白いレース」。第37回創元会展「髪を洗ふ」1979 第11回日展「霞草と裸少女」。第38回創元会展「薔薇(2点)」「果物を持てる女」1980 第12回日展「横たわる女」。第39回創元会展「仔犬を抱く女」「扇子を持てる女」。9月7日没。

 

​洋画家

東京藝術大学 

勲三等瑞宝章を受章

日本​芸術院賞

主な代表作品

てっせん

画歴

鈴木美江

1932 5月4日、日本がけ望月春江の長女として東京に生まれる 1938 川崎小虎、望月春江ら日本画院設立
1939 御茶ノ水大学付属小学校に入学
1944 7月、甲府市に縁故疎開、甲府市立相生小学校に通う 1945 甲府高等女学校に入学

1946 春江の生家である山梨県増坪町より一家で帰京。御茶ノ水女子大中学校に編入学 1948 寺内萬治郎に指導を受ける(デッサン) 朝倉摂に、デッサンの指導を受ける 1951 お茶の水高等学校卒業 東京藝術大学日本画科に入学
1954 日本画院展初出店 第14回 いもうと 以後毎年出品
1964 産経学園自由が丘教室の日本画講師となる
1968 第11回新日展に「苑」を出品、以後は日本画院展を中心に作品発表を行う
1977 日本美術家連盟の中団の一員として中国各地を訪問
1979 2月 父望月春江没
1980 日本画院秋季展新設、以後毎年出品
1981 第2回現代女流美術展出品、以後毎年出品 日本経済新聞連載、上坂冬子作「女の胸算用」の挿絵担当(1939年9月まで)

1955 東京藝術大学卒業 第11回 日展 葡萄と姉妹

1956 第16回 日本画院 二人 日本画院賞受賞 第12回 日展 三人 白寿賞受賞

1957 日本画院同人に推挙される
1960 洋画家鈴木千久馬の次男、久雄と結婚

山人会に「望月春江賞」が設立され、選考委員となる

1985 山梨県甲府市・岡島百貨店にて個展開催 9月母芳子没
1988 産経新聞連載、上坂冬子作「ザ・サバイバー」の挿絵担当(1989年7月まで)
1994 1月22日~2月8日、山梨県立美術館にて企画展「鈴木美江展」開催
2000 日本画院訪問中団として上海を訪問し、日中交流絵画展を開催
2010 山梨県県立美術館常設展にて「日本画の系譜ー望月春江・望月定夫・鈴木美江ー」展示 2011 上野の森美術館ギャラリーにて「暁展ー現代女流画家の集い」を開催
2013 上野の森美術館にて「鈴木美江展ー飛翔の明日へー」を開催

 

日本画家

東京藝術大学

日本画院理事長

​日本美術家連盟

主な代表作品

三人

画歴

1962年 東京に生まれる。1981年 玉川学園卒業 1983年 東京デザイナー学院卒業

1988年 版画三人展(東京八重洲画廊)、ギャラリーほさか 個展(甲府)1990年 並樹画廊 個展(京橋)

1991年 新井画廊 個展(銀座)、ギャラリーほさか 個展(甲府)1992年 大八木画廊 個展(銀座)

1993年 ギャラリー愚怜 個展(本郷)、 新井画廊 個展(銀座) 1994年 ギャラリーwith 個展(北千住ルミネ)

1995年 ギャラリー仁 個展(銀座)、ギャラリー愚怜 個展(本郷) 、ギャラリーアトリエスズキ 個展(銀座)、 大八木画廊 個展(銀座)

1996年 ギャラリー愚怜 個展(本郷) 1997年 東武百貨店美術画廊 個展(池袋)1998年 ギャラリー愚怜 個展(本郷)

1999年 ギャラリーアトリエスズキ 個展(銀座) 2000年 上野松坂屋南館7F 美術サロン 個展(上野)、ギャラリー愚怜 個展(本郷)

2001年 ギャラリー愚怜 個展(本郷)2004年 ギャラリーくぼた 個展(京橋)2008年 ギャラリーくぼた 個展(京橋)

2009年 ギャラリーアトリエスズキ 個展(銀座) 2010年 ギャラリー愚怜 個展(本郷) 2011年 古春堂画廊 個展(甲府)

2012年 ギャラリー愚怜 個展(本郷)、 第72回 日本画院展 出品(びわ) 2013年 古春堂画廊 個展(甲府)

2015年 第75回日本画院展 出品(ミモザの花) 2016年 第76回日本画院展 出品(アンセリウム)

2017年 第77回 日本画院展 出品(ミモザ) 2018年 第78回 日本画院展 出品 奨励賞 (ひまわり)会員推挙

 

鈴木英之

画家(版画、リトグラフ、水彩画、色鉛筆画)
日本画院会員

主な代表作品

アネモネ

ひまわり